佐藤忠良:現代彫刻センター20周年記念
佐藤忠良作の「幼女(仮名)」の小さい彫刻は台座に「20周年記念 現代彫刻センター」と刻されている。
現代彫刻センターの20周年記念で300体造られ、関係者に贈られたものか?
この可愛らしい彫刻は、台座を含めても7.5㎝ほどのだが、立派な佐藤忠良の作品である。
この像、正面を向けても少女の目が少し横を向いているように見える。
それが逆にかわいいところがある。
尚、現代彫刻センターは1986年8月から1987年3月まで、創立20周年を記念し、「現代彫刻センター」展を東京、大阪で4回開催し、その出品作の作品集「創立20周年記念展・現代日本の彫刻」を発行している。
「創立20周年記念展 現代日本の彫刻」
1987年
編集 本間正義 現代彫刻センター
発行 現代彫刻センター
(収録作家 48名)
PARTⅠ
木内克、山本豊市、高田博厚、本郷新、菊池一雄、柳原義達、堀内正和、淀井敏夫、佐藤忠良、舟越保武、桜井祐一、田畑一作、堀口泰造、伊藤傀。
PARTⅡ
向井良吉、建畠覚造、清水九兵衛、飯田善國、朝倉響子、吾妻兼治郎、土屋武、加藤昭男、山口牧生、木村賢太郎。
PART Ⅲ
掛井五郎、山根耕、空充秋、保田春彦、宮脇愛子、細川宗英、岩野勇三、澄川喜一、江口週、一色邦彦、富松孝侑、小田襄、最上壽之、豊田豊。
PARTⅣ
伊藤隆道、若林功、菊竹清文、田中薫、川上喜三郎、茂木弘行、笹戸千津子、原裕治、舟越桂、内田晴之。