大雪旭岳源水と清酒東川米
北海道上川郡東川町には上水道がない。
下水道はあるが、上水道は設置されていない。
東川町の町民は皆、地下水を電気ポンプで汲み上げて生活している。
東川町内の地下には大雪山の伏流水が流れていて、とても美味しい水が出る。
そのため、わざわざ上水道を引かなくても良いのである。
今では上水道が設置されていない町はほとんど無いらしい。
大雪旭岳源水
その大雪山の伏流水をペットボトルに入れて販売しているのが「大雪旭岳源水」である。この「大雪旭岳源水」には
『北海道のほぼ中央、大雪山旭岳の麓にある東川町で、こんこんと湧き出る天然水です。雪解け水は長い年月をかけ地下深くに浸透し、大自然のフィルターによって、ゆっくりとろ過された水を東川町からお届けします。』
と書いてある。
この「大雪旭岳源水」ボトルのパッケージは時々変わるが、二枚目の写真が最新のものである。
この最新のボトルには「この『大雪旭岳源水』はモンドセレクション2016最高金賞を受賞しました。」とモンドセレクションのロゴと共に印刷されている。
この、さほど権威の無い「モンドセレクション」について深く言及するのはここでは避ける。
しかし、「モンドセレクション」の評価については疑問な点が多々あるので、後日改めて書こうかと思う。
この「大雪旭岳源水」は東川町農業協同組合が販売している。
「大雪旭岳源水」が農協で販売された当初、農協の組合長と専務と農協の応接間で別な要件で会談していた折り、私が「とうとう東川農協も水商売をはじめたね!」と言ったら、二人共苦笑していたことを思い出した。
この水を販売し始めた頃はどうなる事かと心配したが、今では東川町のお米「東川米」と共に、東川町の水「大雪旭岳源水」も町の特産物の一つになっている。
清酒「東川米」
その「東川米」で仕込んだのが「純米 東川米」の清酒である。
旭川市にある合同酒精株式会社に委託して東川町産100%「東川米」清酒を造ってもらい、「純米 東川米 北の誉」として販売している。
尚、この写真の青い箱には「純米 東川米 北海道上川郡東川町産米100% 北の誉 清酒」と書いてあるが、実際の箱には書かれていない。
箱には〇の中に酒と書いてあるのみ。
私が写真の中にこの文字を入れ加工し分かり易くしたSample酒箱写真である。
お間違えのないように!
尚又、美味しい水の大雪旭岳源水の製造管理は東川町ノカナンにある「株式会社 大雪水資源保全センター」が行っている。
その下の写真の水は「株式会社大雪水資源保全センター」が製造し「COOPさっぽろ」が販売している水である。
水は同じ水だが名称は「大雪旭岳大自然がろ過した天然の水 COOPさっぽろ」となっている。