氷点と塩狩峠
この「氷点」と「塩狩峠」は小説では無く、お菓子である。
三浦綾子記念文学館で販売されている。
「銘菓のしおり 氷点 【FreezingPoint】」には
「銘菓『氷点』は旭川出身の女流作家三浦綾子さんの名作『氷点』に因んで創られた旭川生まれのお菓子でございます。まろやかな舌ざわりにゆたかな風味、お口にひろがるミルクの甘い香りはふるさとの味、『氷点』は郷土の代表銘菓として贈り物に格地へのお土産としてあまねくお買い上げいただいております。北海道の氷雪の厳しさ、美しさを表した食感と風味をぜひご賞味ください。」とある。
また、「郷土銘菓『氷点』によせて」として
「長く皆様に愛されてきた『氷点』。この名にちなんだ銘菓が、新しく誕生し、とても嬉しく思います。『氷点』同様末永く愛されることを祈ります。三浦綾子記念文学館 管長 三浦光世」と書かれている。
この「氷点」のお菓子は壺屋総本店などでも販売されているが、三浦綾子記念文学館とは書かれていない。
「一口羊羹 塩狩峠」はカボチャの羊羹である。
「カボチャの里和寒(わっさむ)からの贈りもの」とある。
塩狩峠は上川郡比布町と和寒町の境にある峠。
上川郡和寒町は「越冬キャベツ」と「かぼちゃ」の産地で有名で、国道沿いにある「かぼちゃの王国」ではかぼちゃドーナツ、かぼちゃソフトクリームなども売られている。
さらに和寒町ではかぼちゃ祭り「パンプキンフェスティバル」を開催している。
この二つのお菓子の名は三浦綾子著、小説「氷点」と小説「塩狩峠」より付けられたことは言うまでも無い。
尚先日、9月25日、作家三浦綾子さんの小説「塩狩峠」の雑誌連載開始50周年を記念して、和寒町にある「塩狩峠記念館」とその周辺でイベントが開かれたと、北海道新聞には書かれていた。